友田修/取締役 「リゾート・まちづくり等のコンセプト」、「駅空間のコンサルタント(駅学のススメ)」、初期販売センター業務、企業館PR施設コンサルタントなどを経験。 現在カンケン広報誌City Scienceを担当。
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東京メトロは今年6月に地下鉄副都心線(13号線)が開通。 駅ナカ商業で随分駅の利用接点が変わった。 エキュートにはじまり、東京駅にはグランスタ、メトロは 表参道エチカで、表参道ヒルズのオープンと呼応するように 随分思い切った空間作りをした。 今回の副都心線新駅もきっとデザイン性の高い空間が期待できる。 写真は東口の地価コンコース。JRと丸ノ内線新宿駅の繋がる部分だ。 柱巻き、壁面すべてをプロモーション媒体として使っている。 珍しくはないが、この期間限定のプロモーション空間、 新宿の地上と比較すると大変なギャップである。 塔屋サイン、テナントが出す看板、のぼり、屋外広告、 すべて貸し主と借り主の勝手で成り立つ風景である。 媒体価値の判断は、露出度の高い場所、 人の目線に入りやすい板面かどうかに左右される。 「見える」あるいは「目に入る」生理的な刷り込み効果を狙ったモノである。 つまり、中身が単純で、ロゴマークや商品のパッケージ、 夜になるとネオンでそれらが目立たせる、 どこよりも目立たせる努力に繁華街の風景が活気を醸し出す。 一方、地下街のような、通り抜ける空間をラッピングするような媒体は 「美しい」とか「感動する」といった感情面に訴えかける効果がある。 毎日通過している何げない場所が「おっやられたな!」と思わせる展開になって 何か得を下気分になれる。 スペースメディアとしては珍しくない場所であるが、 地上を歩かずに地下街を歩きたくなるのは私だけではないだろう。 となると露出度が高いというだけで媒体価値が高いとは言えないのではないか。
友田