友田修/取締役 「リゾート・まちづくり等のコンセプト」、「駅空間のコンサルタント(駅学のススメ)」、初期販売センター業務、企業館PR施設コンサルタントなどを経験。 現在カンケン広報誌City Scienceを担当。
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今回は、アメ横をとりあげます。 戦後の闇市から変わらないガード下の問屋街。毎年大晦日はここからの中継がニュースで流れる。がなり声をあげているおにいちゃんに、その年の景気、来年の景気予想なんかをレポーターが聞くやつ。 メディアに毎年1回は登場する、しかも一年中で一番国民がテレビに注目している時間に。 丸の内ビジネスマン、新橋サラリーマンと同格、商売の御徒町の風格は全国区である。 迷路のようなモールの入り口。しかもなにやら夢の中に出てきそうな深い深い闇の世界の入り口を想像させる。あやしげなワールドツアーのはじまり。空間に入る場面は常にそのワールドの価値を決めるモノである。ここはテーマが「闇」(暗黙の了解で成り立っている)なのである。 アメ横のへそ・・・さいころを振って次に進むまで、小休止。迷宮のゲームの「一回休み」みたいな場所である。また行くぞ、と意気込みが助走をつけて待ちかまえている。 畳鰯みたいな商品の陳列。もちろん畳鰯もこんな感じで売られている。ここいらへんが迷宮。宇宙的である。宇宙の単位がべらぼうなのと同様顕微鏡のミクロの世界も同じように深い。そんな空間がアメ横なのだ。 スタジャンだって畳鰯状態。ここは、化粧品も宝石もチョコレートも畳鰯。 ゲーム感覚はこの看板にあり。「皮」の文字がイケてる。迷宮のゲームは混沌としてきて、結局現実の世界に戻ることができず、このワールドを脱出するストーリーは無くなってしまう。夢が覚めるように突然出口が現れるのである。 結局、スペースメディアとしては何が言いたかったか・・・・ こんなあやしげワールドツアー空間が毎年一回必ずテレビに出る、という「闇」の「表価値」みたいな価値を言いたかったわけです。 以上友田