友田修/取締役 「リゾート・まちづくり等のコンセプト」、「駅空間のコンサルタント(駅学のススメ)」、初期販売センター業務、企業館PR施設コンサルタントなどを経験。 現在カンケン広報誌City Scienceを担当。
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これは、と思う写真をネタに書きます。 さてどこの駅でしょう? 「今」の新宿です。「いま」と言っているのはきっとまた変わるだろうな、という思いがあるからです。毎日通勤利用している人、しょっちゅう乗り換えしている人の多い新宿駅に、これほどのサインが必要なのだろうか?といった否定論を展開するつもりではありません。圧迫感のあるコンコースを光の天井でみごとに別物にしている例としてとりあげるのでもありません。 どこかメディアとして可能性があるように思えます。そのまま広告にすべきではありまませんが、風景として通路として魅力的に思えるのは私だけでしょうか?長い通路を皆が一方向に向かう風景として・・・ ケルン中央駅ホームの売店です。暗い風景の中に光る店の注目度はすごい。 全然デザインされていないし、ワゴンを寄せただけの簡素な店なのに誘蛾灯に集まる虫になった気分。 上野発の夜行列車~♪の上野駅。 実は明るい駅です。音楽の影響力、特に演歌に出てくる代表駅としてどこか暗いイメージが人々の記憶に残ってしまうのはちょっと残念。古くても広くなくてもこんなに開放的な駅はあまり見受けられないのに・・・ いくら空間にメディアの価値があろうとも、背景にあるイメージが及ぼす影響が強い例です。 こちらは、ロンドンのビクトリアステーション。 どことなく、こちらの方が演歌っぽいと思いませんか?ただし巨大な駅なので、ごく一部の風景として見てください。 この二つのシーンを見て思う大事なことは駅が持っているイメージの影響力だと思います。 そのイメージがなぜ作られるか? それは線路の先だったり、そこを行き来する利用者の様子だったり、その人たちを相手にする駅前だったり、・・・。つまり、マーケティングの結果なのです。 品川駅の東海道新幹線改札につながるブリッジ。 新幹線利用者、インターシティーのオフィスに向かう人々、であるからイメージは「ビジネスシーン」、パソコン、車、通信、・・・のスポンサーが似合うといった感じです。 こちらの写真はデュッセルドルフ駅。上の写真と同じようなシチュエーションでも、こんなに違います。天井のリブや光環境の違いは明らかですが、そのきれいな光やドーム型の天井を広告で埋めないのが上質なイメージをつくる決定的な違い。
今時、巨大な看板に巨大な広告を掲げるのは格好悪いと思います。もっと効果的な宣伝方法があるのではないでしょうか?
以上。友田より