友田修/取締役 「リゾート・まちづくり等のコンセプト」、「駅空間のコンサルタント(駅学のススメ)」、初期販売センター業務、企業館PR施設コンサルタントなどを経験。 現在カンケン広報誌City Scienceを担当。
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中目黒、代官山、恵比寿・・・渋谷の東横線ガード下あたりまで、せっかく中目黒にオフィスがあるので、時々落書きレポートをしよう。 ま、今回は外堀を攻める意味で渋谷の方からやってみる。 一応、スペースメディア的視点でコメントするつもりだが、ちょっと脱線してもそれはそれで良いかな・・・。
グラフィティーという行為は他人の敷地や公共の敷地に落書きするので違法。 有名な某ファッションデザイナーのご子息も捕まったし・・・。 桜木町のガード下は集大成?(個人的には嫌い)であるが、市では白く塗って排除の姿勢を示したり、また元に戻したりと微妙な選択に迫られるというしろもの。 ある本ではこういった落書き(ゲリラアート)行動に分類が成されている。 まず、何故こんなことするのよ、という疑問に対する応えのような分類で、「平和」とか「体制批判」とか「貧しさ」とか背景となるメッセージ性とか。表現方法では、ステンシル、張り紙、文字、変な印(ピクトサイン)など。格付け的には、場所の難易度と技術力、マーキング活動範囲など。ま、全体としてはポリシーが問われている様な気がする。 有名なのはバンクシー。大英博物館に、原始人がショッピングカートを押している展示をこっそり置いて、3日間誰も気が付かなかった、ということがニュースになった。 グラフィティーっていうのは、個人的には「体制批判」とか「貧しさ」といった、訴える内容が深いとか意味があるとかよりも、ルパンと銭形警部のような関係であってほしいと思ってしまう。「あ、やられた!」という作品に出会うことはすごくうれしいのは私だけではないと思う。
渋谷の246と線路の交差するガード下。マーキングのメッカだ。 スペースメディアという視点では格付け的視点も重要だ。つまり、「誰が」という意味で、大御所であればあるほど「ブランド力」があるということだ。しかも、ルパンのように正体が知れているのに姿が見えない存在であることがメディア的価値を持つ。 場合によってはジュエリーのCMかなんかに使いたくなるような衝撃的な場面であるが、スペースメディアとしてはNGの極み。だって代官山の東横線のガードではなくて渋谷のガードなのだから。ここだったら誰も文句言わないだろう、といった場所だからである。 友田
今回は、「グラフィティー」について、スペースメディアとして考察してみる。
グラフィティーの元祖?キースへリングやウォーホールの作品を摩天楼のアパートメントに飾っていた時代から、今は、ファッションへ浸透した時代。 ファッション業界のことは詳しくないが、今はぴかぴかのショップに針金で吊された穴の空いた古びた新品がもてはやされる感じ。 写真は、もう1年前なので様子は変わっていると思うが、 ロンドン、ゾーン2のイーストエンド。ホワイトチャペルギャラリーから北に延びるインド人街「ブリックレーン」。グラフィティーアートの代表的なスポットである。 東京で言うと環研オフィスの周辺、中目黒と代官山、恵比寿トライアングルかな。 (バンクシーの広告スペースと記されている)
今やどこにでもある「ベーグル」や「スープカレー」なんかも世界に感染(伝染)したルーツは、このアンダーグラウンドな魅力がひしめいているブリックレーンかららしい。 病気を感染させる方の意味のメディア(媒体)に近い。 そういう意味ではポテンシャルはものすごく高い。
下の写真は、東京で言うと、御徒町やアメ横に近いあたりで、さらにゾーン3のあたりのベトナム人街。 ブリックレーンとは全然違う。 メディアではなくて、アートに戻っている感じがする。 感染力は低い。 その理由は・・・ 純粋過ぎるから?混ざり合っていないから?
友田