SPグループの気ままに観察日記
SP部門のみんなが見た色んな物、その感想をUPします。展覧会あり、自然あり、遊びあり、建物あり、街で見た変な物あり。一見「何これ?」と思ってもそう言う物こそが後で役に立つのです!

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クリエイターの会費で運営するギャラリー&ショップ 2008年09月01日 09:28

 画廊やギャラリーの多くは芸術家を“先生”として扱い、作品を販売した差益で生計を立てる。画廊やギャラリーの目標は、如何に高価な取引ができる“先生”の作品を扱えるかで、それまでに若手芸術家を発掘して話題となる展覧会を開催することで、画廊やギャラリーの格を上げると同時に、市場や芸術家から期待される存在をめざす。現在、アジアを中心に見られる“アートバブル”も、このような画廊やギャラリーが先導するムーブメントである。

 美術界の流通システムは、意外と単純である。作品にアッセンブリ(組み立て)が不要な分、作品の購入者と作家のあいだには画廊やギャラリーが入るだけで、著名で高額な作品を扱う時にはさらにいくつかのアートディラーが加わる。しかし芸術作品は一般的な商品と異なり芸術家が生み出すオンリーワンの作品であるため、画廊やギャラリーには“その筋”のネットワークやセンスが求められる。そしてそのプロセスは、作品を生み出す芸術家にも見えづらい。

 最近では中国などの若い女の子たちの観光スポットとなった代官山に、カンケンも出資する有限責任事業組合プラスディー(LLP.+D)の拠点がオープンした。わずか16坪の小さなオフィスの半分のスペースに、約50名のクリエイターたちの作品が常設展示されるギャラリー&ショップが併設された。そしてこのスペースの1画では、メンバーとなるクリエイターたちの展覧会が週単位で自主的に企画される。

 クリエイターたちの会費によって運営されるこのギャラリー&ショップの目的は、「出資によって関係が深まるクリエイターたちと一緒に新たな仕事をつくりだす」こと。作品の販売を目的とする前述した画廊やギャラリーと一線を画して、LLP(リミテッド・ライアビリティ・パートナーシップ)という組織の考え方に則りながら、メンバーとして+Dの名刺を持つクリエイターたちと、従来の作家とギャラリーの関係を超えた試みにつなげることを目標としている。 

【池村明生/取締役】

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