池村明生/取締役 「すみだトリフォニーホール」「日本都市センター会館」「さいたま新都心」「霞城セントラル」のアートプロジェクトから、「霞ヶ関地区サイン整備計画」「ブルー&グリーンプロジェクト広報計画」「環境省新宿御苑100周年プロモーション計画」「JAPAN BRAND展示計画」などのデザインコンサルテーションを担当。現在、東 海大学教養学部芸術学科教授。
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東京ガスが毎年開催するサブユーザー向けの展示会「暮らしのデザイン展」に合わせて、エンドユーザー向けのアート展が開催された。タイトルは「五感×LIFE」。 東京ガスのガス利用者が1000万件を超えた記念に、感謝の気持ちを込めて計画されたアート展である。
ガスのある豊かな暮らしを想定した会場は、Cooking・Dining・Bathingなど、住まいの過ごし方からイメージされた6ゾーンに、6人の、クリエイターまたはクリエイターユニットのオリジナル作品が展示された。 「五感」をテーマとするアート展だけに、微妙な変化や動きを楽しむ作品、手や肌に触れながら感触を味わう作品など、インタラクティブなスタイルのエキジビションとなった。
なかでも、会場に散りばめられガスの炎を想起させる尼子靖の作品が、微妙な風に揺らぎながら、ガスの持つ温かさや天然ガスの爽やかさをアピールする。さらに会場全体の印象をつくるディスプレイパーツとして効果をあげていた。
「五感×LIFE」はアート展と称しながらも、基本はクライアントである東京ガスのイメージアップを図ることを目的としたエキジビションである。 少し前の時代であれば、純粋なアート展と異なるこのタイプのエキジビションは、アーティストにとって受け容れにくいものと考えられたが、アートとデザインの境界が曖昧になっている現在、狭義な意味のアーティストを超えるクリエイターたちにより、与えられたテーマも積極的に組み込むアート作品が生まれている。 【池村明生/取締役】