小島孝彦/ディレクター アート展やデザイン展の企画を経て、現在はマンションパビリオンの企画設計及び商業施設のインテリアデザインを行う。 最近ではカンケンの「リリーさん」と呼ばれている。
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小島の眼もいよいよ海外バージョンの登場です。といっても環研サイト連載2回目ですがー。しばらくミラノネタで書いてみようと思います。 ミラノ滞在3日目。もちろんサローネもなかなか面白かった。でもそれ以上に、ミラノの街中をブラブラと徘徊していて、一瞬、目眩がしそーなくらい「よくぞやった!」と握手を求めたくなるくらいのシーンに眼が釘付けになることがあった。 その日は、「よーし!今日はアルマーニのショップで家具でも観よう!」といそいそと出かけたんですが、「ん?家具はいいけど、空間は?演出は?まあこんなもんか〜」と期待が大きかった分、ちょっとがっくり。で、帰り際、アルマーニフラワーショップの前を通り過ぎる瞬間「ドキッ!」とした。人工的なライトグリーンのライティングがフラワーショップ全体を染めているー。近くによっても花の色は分からない、でもよくよく見ると全ての花は白なのだ。なーんて過激かつアグレッシブなフラワーショップでしょう。これと同じことを日本で企画すると花の色も分からないし、だいたいきれいな花に対して失礼だろうと叱られそーだ。でも正直に言うとこれをヒントに脳みそがちくちくするような空間演出のアレンジが思い浮かぶ。 おそらくこの一年ほどのなかで、久々の場外ホームラン級のネタを仕込んだ感じ。重要なのは、モノと光を上手に組み合わせ、危ういがユーモアも忘れぬ関係を描くこと。そこに漂う空気感が面白い。(小島)