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前回はガソリンスタンドの看板について触れましたが、今回はそれに関する余談を2つほどしたいと思います。
その1.看板価格の謎
皆さんご存知だと思いますが、店頭でガソリンが売られている価格は1つではありません。「現金価格」、「会員価格」、「クレジット価格」、「プリペイド価格」など、同じガソリンでも、その支払い方法などによっていくつかの値段が設定されています。では、店頭の看板に記載されている値段はこのうちのどれなのでしょうか?一般的には、一番高い「現金価格」で表示されていることが多いようです。その価格に対して、会員になった場合は2円お得になりますというような「会員価格」が設定されている訳で、これは理解できます。
しかし、一部のGSでは、同じ「現金価格」でも、看板に書かれた価格と実際に入れる時の価格が違うというようなことがあります。下の写真にあるセルフスタンドの例では、表の看板にはレギュラー139円と出されていますが、実際には136円で入れられます(いずれも税込み)。そして、そのことを示す張り紙が清算機の上に小さく貼られています。実際に入れる価格の方が安いので、問題になるようなことはないのですが、では看板に書かれている価格はいったい何なのか?という疑問が沸いてきます。どうせ安く売るなら、より安い価格を表に出した方が、集客効果が高まるというのは普通に考えられることですが、そうなっていないということは何か事情があるのでしょう。
自分なりに下記のような理由を考えてみましたが、どれも今ひとつ説得感に欠けるような気がします。どなたか真相をご存知の方、教えてもらえませんでしょうか?
推定理由1.お得感の演出
実際に入れた時に「看板価格より3円も安いじゃない。お得だわ。」と思わせるため。しかし、高い看板価格を信用して店に入らない人もいる訳で、あまりいい作戦だとは思えない。
推定理由2.変更の手間の軽減
ガソリンの価格は日々刻々変化していて、表の大きな看板の価格をいちいち変えるのは面倒なため。しかし、観察したところ少なくとも一週間は同様の販売価格が維持されていて、そう頻繁に変更するものでもなさそうです。
推定理由3.他店との兼ね合い
本当は安い価格を表に宣伝したいのだが、他店や業界の組合の関係などで、大っぴらに宣伝することができないため。これは最もありえそうな理由という気もしますが、消費者にとっては分かりにくい限りですね。。。
その2.上手い看板
先日、新聞に、あるガソリンスタンドの話が載っていました。その店は、北海道の宗谷岬の近くにあるのですが、ある看板を出したところ売り上げが伸びたそうです。その看板は「この先90kmスタンドありません」。これは、自分の店の立地と、ユーザーが求める情報とをうまく組み合わせて集客に結び付けた、上手い看板の事例と言えると思います。看板とは、ただ店の名前をデカデカと出すだけではなく、こういう工夫を取り入れたいものです。
この記事のダイジェストは下記に載っています。
http://www.asahi.com/special/summer2006/TKY200607220560.html
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