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どんどん難しくなっていくレッスンに、ついて行くのが必死の「あかりのレッスンその4」の回答です。(汗)
今回の宿題は「目的別の景色」づくりを探す」です。
どんな場所でその目的が必要とされているか、考えてみました。
1. 空間の形(大きさ)を明確にするための≪景色≫づくり
→公共空間、ユニバーサルな空間で多くの人が利用する場所
2.空間に表情を与えるための≪景色≫づくり
→意匠が重視される空間、ホテルのラウンジ、商業施設など雰囲気づくりを必要とする場所
3.空間に方向性を与えるための≪景色≫づくり
→公共空間、通路、多くの人が行き来する場所
4.周りから一線を画するための≪景色≫づくり
→商業施設など一線を画して区別させたい場所
この考え方をふまえて、いくつか見つけた場所をご紹介します。
1.みなとみらい線 新高島駅ホーム

3階層分くらいの高さの六角形の柱があるホーム。壁や柱に色温度が高い光を当てています。空間で使われている仕上げの色がグレーなので暗い印象になりそうですが、光の色温度が高い事で明るい印象+シャープな景色づくりがされていると思います。
2-1.みなとみらい線 新高島駅地下通路

天井面にポップな黄色の円がランダムに続いており、長い通路を退屈に感じさせません。折上げ天井の照明がダウンライトではなく、間接照明だったら、もっとすてきな空間になっていたかもしれません。
2-2.セレスティンホテル ラウンジ

ベースダウンがひとつもないラウンジ空間、天井の折上げとシャンデリアで華やかで厳かな景色をつくりだしています。そのほかにも、建築物(暖炉)や額の絵にスポットがあてられ、表情をつくりだしています。また、テーブルランプも多く点在し、明るさを確保すると共に表情を与えています。
2-3.センチュリーハイアット東京 エントランスラウンジ

3階まで吹き抜けの空間に、大きなシャンデリアが3つあります。
この日は結婚式が行われており、シャンデリアとテーブルランプ、オーガンジーの布が華やかな祝福のムードを作り出していました。
3-1.みなとみらい線 元町中華街駅ホーム

真っ白な床・柱・天井を色温度の高いひかりで照らしています。
柱に照射されているひかりがリズミカルに方向性を与えています。
4-1.日本橋コレド フードゾーン

エスカレーターのある吹き抜けゾーンと、飲食店のあるゾーンを、ゲート+光のラインで分けています。ちょっと違うゾーンに入ったぞ、という事を感じる景色づくりです。
4-2.東京オペラシティー2階

本屋のあるエスカレーターゾーンと下階に降りる物販ゾーンを分ける間接照明の天井
色温度の違いと間接照明の入り方が、他の空間と全く異なり、なにか楽しそうな物がその先になるのではないか、と想像させる空間です。
もうひとつの宿題で、建築設計者と照明設計者とのハーモニーがすてきな空間も探してみました。
5-1.渋谷マークシティ 入口(道玄坂上)から

(※クリックすると大きくなります。)
道玄坂上から、マークシティに入る入口のオブジェ?です。
オブジェは鏡面仕上げの金属でつくられており、下部にあるひかりが鏡面に乱反射し、おもしろい空間を作っています。建築設計者がどこまで設計したか不明ですが、オブジェ(物体)と照明計画はうまくいっていると思いました。しかも光源が下の方についているので、メンテナンス性もよく、人が座って憩う事もできます。
5-2.マルビル 35階エレベーターホール

この階は東京を一望できるラウンジがある階です。エレベーターホールの天井のダウンライトに注目すると、なんとランダムにダウンライトがついていて、まるで星☆のようです。(!)
ラウンジで美しい夜景や星空を見て、ロマンチックな気分になっているお客さまがエレベーターに乗る時までその気持ちでいてほしいと願ってこのように設計したのではないでしょうか。
今回の宿題は難題でしたが、景色づくりは目的により様々。機能だけでもなく、表情づくりだけでもない、あかりの奥深さ、楽しさが垣間見えた気がしました。
<日向若菜/コーディネーター>
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