宮崎一郎/代表取締役
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味覚には、酸(すっぱい)、甘(あまい)、苦(にがい)、辛(からい)の4つの味があるというのは、ご存じの通りです。 この4つの味に、鹹(かん・しょっぱい)を加えて5つの味が中国人の味覚だそうで、さらに渋い(しぶい)と、うま味、を加えると7つの味となって、これは日本人だけの味覚なんだそうです。 近年、世界各地で日本食ブームが起きているのも、日本食が健康に良いということばかりではなく、世界の食通達が自分達の知らなかった3つの味の魅力に気がついたからなのかもしれません。 味覚に4〜7つの味があるように、光にも実はいくつかの味覚(味わい方)があります。 光の良し悪しを判断するためには、「照度」「輝度」「色温度」「演色性」など工学的(光学的)なモノサシを目安に、経験値から「・・・だから良い」、「・・・だから悪い」と判断されているのが、いまの光の味わい方です。 料理に例えれば、塩が15グラム、砂糖が30グラム・・・だから、コクが出て丁度良い・・・と判断するのに似ているかもしれません。 光についても実態からかけ離れている数値を挙げて・・だから良いと言われても、素人にはチンプンカンプンなのは、当然と言えます。 マンセルという画家は、この世に存在するたくさんの色を3つの指数(明度、彩度、色相)をつかって整理して、それを「マンセルの色立体」としてまとめました。この色立体を見ることで、一般人も色の構造がよく判るようになったわけで、配色の参考になったりして、色彩の世界では画期的な発明でした。 光を、マンセルの色立体ぐらいわかりやすく整理してみたいというのが、今回試みる「あかりレシピ100」です。 ここで提案する光のモノサシは ≪あかるさ≫ ≪景色≫ ≪モデリング≫ ≪輝き≫ の四つです。 竹内 義雄