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仕事・忙中閑あり(その15) 2007年09月20日 09:08

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仕事・忙中閑あり(その15)

今回のテーマは「会社人間は古い考えか」を問います。
敗戦後、人々は必死になって勤めている会社が、つぶれぬように頑張った時代以来、バブル終息期までがむしゃらに働きました。正に会社のために働く会社人間でした。
思えば、90年代以降、世はすっかり変わり自分のために働くことに何の疑いもない風潮になりました。
働く人にとって、自分自身を大切にし、自分の能力を上げることは、大事であるものの、会社のために私生活から健康まで犠牲にするのは不条理なことです。一番望ましいことは、今の会社が自分達の力で大きく発展し、自分の志を伸ばし、精神的にも物質的にも満足する状態をつくることではないでしょうか。一方“そんなことはどうでもよい。怪しくなれば他の会社に変わればいい。”という考えもありますが、転職しても、そこには必ず生え抜きの連中がいて、居心地の良い場所でないことも多いはずです。
伸びる会社には、会社に思いを寄せ一生懸命に会社を発展させようと考える人が揃っています。つまり自分のためだけ働く人よりも先輩、同僚、後輩と一緒に会社を伸ばすために働こうとする人が多いか少ないかにあります。
自分のために働こうと考える人は、一匹狼で生きていく決心がない限り、会社の中では無理で、自分を中心に考えそれでことが済むと思うのも如何なるものでしょうか。もともと世の中で自己中心に考え、行動することは楽しくなく、なになしらのやましさが伴います。さらに周りに対する説得力もありません。
これからの時代を生き抜くために、“しなやかな会社人間”を提起したいと思います。
それは会社の発展を願い、そのために会社全体のことを考え、自分は何をなすべきかを考える人です。人は所属する組織が発展し、それにつれて自分の職位や職務範囲が広がり、やりがいのある仕事ができ、報酬も上がって、よりよい生活ができる希求がありましょう。
一般に能力とは、あることを成し遂げる力をいいますが、この能力には顕在能力と潜在能力があります。前者は実際にやってみて、できることが客観的にわかっている能力、後者は成し遂げる力をもっているが、それを発揮する機会がないと、表に現れない能力です。仕事に好奇心を燃やし何でもやってみもせず、できるかどうかを言っても始まりません。未経験なことに挑むことは、自分の能力を発見する旅です。いずれにしろ、自分の可能性は事前にわからず、そういった機会を与える会社風土が大切です。個人の持つ能力を開花させる場として会社、そこに挑む必要性を銘記したい思いです。

村井 徹


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