村井徹/監査役 セイコー株式会社を退職後、経営コンサルタントに携わり、現在、当社の監査役等を務める。
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前回に引続き、テーマ「生涯学習のデザイン」です。 ビジネスの場で、企業が変化する社会環境に対応するために、従業員1人ひとりが学習していかないと順応し難く、そこに学習スタイルが必要で、そのスタイルを決めるにはデザインを考えます。デザインという用語は、学習する人が自発的にその計画を設計(デザイン)することを目指す問題解決法の1つであり、デザインには芸術的意味もあり、感性を含むためこの用語を適用します。 横道にそれますが、1979年にグリーンは「デザインはすべての人に関わる人間的な活動で問題や諸要求を明確にして、よく考えどれを優先させるかを決めるプロセスである。そのために調査、資料収集、資料の系統化と合理的な分析及び評価が必要である。」と、その意義を記述しています。この考えは正に科学的、論理思考です。
本論に戻すと、生涯学習とは自らの立場で必要性を明確にし、何を優先して自習していくかを決め、生涯にわたって課題解決のためのプロセスを明らかにしていく作業です。特に能力向上や自己充実を図る場合、諸学問を体系化してこそ、知恵の源泉になることを強調したいと思います。 欺様に個人の知的発展が伴えば、生きる力を取得でき、自己管理型学習には次の動機、手順と留意点があります。 (1)ものごとへの好奇心により、学習内容や方法を考える。 (2)学習効果が判定できるような具体的目標を設定する。 (3)学習資源である教材、手がかりとして人間関係、体験を整理する。 (4)学習資源を有効かつ適切に利用する計画をたてる。 (5)目標を達成したとき、その成果を秩序よく整理する。
最後に社会人の場合、学習環境の諸要因には「時間」「場所」「費用」「情報」「仲間・講師」があり、これらが絡まっています。 時間ですが、時間がないということは、時間をもてないというよりは学習意欲がなく、通勤時間や休み時間も活用できます。つまり心理的時間の動機づけの問題です。 場所は職場と自宅の日常生活圏内や休日などの余暇時間を図書館、施設で学習することも可能です。 費用は教養、娯楽費の比重をどの程度にするかですが、趣味的な学習活動には文化的創造を行うなど浪費とは異なります。 情報(メディア・リテラシー)は情報処理と活用能力が重要で情報センターの利用は有益です。 仲間・講師では学習仲間は動機づけや継続の支えであり、優れた講師との交流は継続の励みにもなります。
村井 徹
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