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経験則2:類型化してみる 2004年11月22日 17:37

経験則1でも述べたように、提案書には、論理的なタイプとデザイン・オリエンテッドなタイプがあります。デザイン・オリエンテッドな提案書は、私の得意分野ではないので、他の人に譲ります(だれか書いて)。



論理的な提案書をつくる方法にはいくつかのポイントがありますが、私が常に気を付けているのは、提案する解決策などを類型化してみることです。

たとえば、財団等のホームページの提案を行う場合であれば、同様な財団等のホームページを収集し、分類(類型化)して、その得失(メリット・デメリット)を整理します。ホームページの特徴を整理するための2軸を見つけて、平面上にプロットするなんてことまでできれば最高です。



こうして作成した分類に基づいて、目指すべき方向を示すことにより、説得力のあるプレゼンテーションが可能になります。手間のかかる仕事ですが、何を見ても「類型化する」という訓練を日頃からしておくと比較的簡単にできるようになります。
ただし、落としどころ(つまりなにを提案するか)を見定めてから類型化作業に入らないと、ただ混乱を招くだけで、逆効果になる場合もあるので注意しましょう。(仁)



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経験則1:提案を受ける人の立場を考える 2004年11月11日 09:32

デザインを納得してもらう方法には、論理的なアプローチが必要な場合と純粋にデザイン・オリエンテッドなアプローチの場合とがあります。



前者は、プレゼンテーションを受けた方が、そのプレゼンテーションの場には居ない他の人(一般的には上司、公共機関の場合は住民や利用者など)に説明しなければならない場合に多く見られます。後者は、プレゼンテーションする相手が最終決定者である場合に有効です。



その昔、ある著名なアート・ディレクターが、「私には説明はできません。ご覧のとおりのものを提案します」というプレゼンテーションをした場に居合わせたことがあります。「さすがだなぁ」と感心しましたが、決定者がその場にいたからよかったですが、もし、そうじゃ無かったら間に入った代理店は冷や汗ものだったでしょう。



「決定権者にプレゼンさせてくれよ!」というのが提案する側の素直な気持ちですが、なかなかそうはいきません。また、間に人が入っているからうまくいく仕事もあります。
プレゼンテーションの後で、提案書がどう使われるのかを考えて作成すると、うまくいきます。(仁)



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この道20年 2004年11月05日 11:51

環研も今年で20周年。社会経験のないままスタートした創業メンバーのひとりとしては、「よくぞ世の荒波に飲み込まれて沈没することもなく20周年を迎えたものだ」というのが率直な感想です。

思い返せば、照明コンサル、建築設計、施設計画、店頭マーケティング、アートプロデュース、データベース開発、エディトリアル、店舗設計、イベント運営、ホームページ制作、マンション販売センター(パビリオン)展示など、様々な仕事をやらせていただきました。

仕事が多岐にわたるだけではなく、ある時は「先生」と呼ばれ、ある時は「調査員」「外部スタッフ」と呼ばれ、講師から通行量カウントまで、様々な立場を経験してきました。ですから、表題のように「この道」と呼べるような立派な道はないのですが、「考える」ということだけは、この20年続けてきたつもりです。

そこで、今までの経験の中で、皆様、特に企画・提案を行う人に役立ちそうなポイントを整理して、何回かの連載にしたいと考えています。 こうご期待。(仁)



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時間リニューアルの薦(すす)め 2004年11月01日 16:20

50代も半ばになると、時間的に無理できなくなりました。
もう少し若かったころは、時間というものは無限にあると思っていたようで、昼夜を厭(いと)わず、会社に居続けていたようです。



小さな組織で、リーダーがこのように時間を気にしない過ごし方をしてしまうと、その他のメンバーも、それに引きずられてしまいます。



部屋(空間)を占拠すると「篭城(ろうじょう)」とか言って、犯罪になります。あるいは、部屋(空間)を一週間確保すると「部屋代」が請求されたりします。ところが他人の時間を「占拠」しても、罪になりませんし、請求書も回ってきません。



「時間」というのは、存在感が希薄なようで、ルーズな扱いをされています。
そのことに気付いた私は、自分の一日の時間をリニューアルしてみました。
それまでは、終電まで、あるいは、徹夜するのが普通だった生活を、180度近くひっくり返してみたのです。



朝3時起床。

そしてすぐお風呂に入ります。

3時半には家を出て、

4時には事務所に入ります。

午前4時から、皆が出社する9時までの5時間、みっちり仕事をするわけです。



電話もない、邪魔も入らない自分だけの5時間があれば、どんなに忙しくても、たいていの仕事は片付いてしまいます。
9時からは、仕事先と電話連絡をしたり、話を聞いたり、顔を出しておいた方がよいところへ顔を出したり・・・と余裕が生まれます。
夕方5時半の定時に退社し、6時半ぐらいから夕食。そのころは娘も小さく、家族団らんまで実現しました。
そして午後8時半、お父さんが最初に就寝します。



これほど極端ではないですが、このときの時間リニューアルの延長線上の生活スタイルを現在も維持しています。



それまでは、夜こそ仕事の本番なんだと嘯(うそぶ)いていましたが、たとえば午後7時から深夜12時までの5時間と、午前4時から午前9時までの5時間。
時間は同じ5時間でも、夜の時間は無限に続く・・・というイメージがあって、こういう雰囲気は確かにクリエイティブな仕事に向いている時間なのかもしれません。
ところが朝の5時間は、みんなが出社する9時までにあと3時間、あと2時間・・・というカウントダウンの5時間です。マネジメントに向いている時間なのかもしれません。



気分転換に部屋の模様替えをする人はいますが、時間の模様替えをする人は少ないようです。
時間だけは、老若男女、貴賎を問わず、地上に生きるすべての生き物に平等に、神様が与えた財産です。
一度、リニューアルされてみては、いかがでしょう。何かが違って見えたり、新発見があること、請け合います。



余談ですが、早朝、車で246号線を走っていると、街の風景が夜の顔に見えたり、朝の表情だったりします。
長く観察した結果、どうやら、夜と朝の境目は午前3時半から午前4時あたりの間にありそうですよ。(竹内義雄)



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