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本音が言えない 2004年10月04日 10:54

「会議、会議で参っちゃうよ〜」。

世間によくある愚痴である。



会社に限らず、組織は会議を避けて通ることはできない。

反対に、会議があるからこそ組織が形成されている、とも言える。

組織を生き物にたとえれば、会議は神経そのものである。

あ、つまずいた・・・バランスがくずれる、あぶない、両手をつく・・・その間、めまぐるしく神経を通して情報が飛び交い、手をつくことで、大怪我を防ぐことができる。

会議もこれと同様の重要な機能があるのだが、リーダーのあいさつ、方針説明、そして担当者からの報告、という決まりきった会議では、これが組織を健全に運営する神経活動なのだ、という臨場感が薄れてくるのも判るような気がする。



会議やコミュニケーションの要点は、真実や本音を伝えることであって、その目的が達成されるならば時間は1分でも、充分なのである。



ところが、そうはいかないのが、人間。
見栄や誇りがある。嫉妬心や猜疑心もある。恥もある。怠惰な気持ちもある。相手を傷つけて、うらまれたくないという事なかれ主義もある。

1分で済む会議が2時間もかかるのは、それらの感情を解きほぐす(当事者に悟ってもらう)ための時間である。

だが2時間かけても、解きほぐせない(悟らないヤツは悟らない)のが人間で、「だから、会議は疲れる」のである。そのまま放っておけば、組織が崩壊するかもしれないので、会議が終わった後で、階段室の隅っこで、実は・・・と本音、あるいは本音に近い会話が始まる。



人間とは、つくづくやっかいなものである。



会社に限らず、夫婦の間でも、恋人同士でも、友達同士、家族間、町内会、PTA、ボランティアグループの中でも、「本音が言えない」病は、つきまとう。



会議にはリーダーが居る。リーダーの最大の役目は、参加者に本音を、あるいは本音により近い部分を語らせることにある。



そのためには、まず

1,リーダー自身が視点を高く保ち、全体を見渡す(俯瞰する)ことができるような情報を、参加者に示すことが大切である。全体を見渡す視点を共有することで、参加者が自分自身の立場を冷静に観ることができ、発言がより本音に近づく。

さらに

2,リーダー自身が本音を語ることで、参加者が本音、真実が言いやすくなる雰囲気づくりも大切である。(竹内義雄)



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中目黒公園にて